FGとしての人材育成
多様な人材が活躍できる環境づくり
ほくほくフィナンシャルグループでは、一人ひとりが自ら何が必要かを考え、行動する「自律的キャリア形成」を人材育成の方針としています。DXやサステナビリティなど社会環境の変化が加速する中、銀行員にとっても、お客さまが抱えている課題を発見し、解決策を提案・実践する力が重要になってきています。そのような人材の育成を目的に、各種研修や資格取得支援セミナーの企画・運営を行っています。専門的な研修も多くありますが、階層別の研修も実施しています。
新入行員研修では、社会人としての意識やマナー、金融の基礎知識を身につけることを目的とし、知識ゼロからでも体系的に学べるよう講義を構成しています。また、ロールプレイングやグループワークなどの実践的なプログラムを取り入れることで、職場での実務に直結する学びの場となるよう設計しています。研修開始時と終了時では、新入行員の皆さんの雰囲気もガラリと変わります。彼らの成長に私自身、いつも力をもらっています。
私たちほくほくフィナンシャルグループにとって、“人”こそ最も大切な経営資源です。私たちは「自律的人材の継続的創出」、「多様な人材の活躍」、「能力を最大限引き出す環境の整備」の3つを柱に、人的資本経営を進めています。中でも研修担当として注力すべきは、「自律的人材の継続的創出」だと考えています。
自律的人材とは「自ら考えて行動する人」。私も法人営業時代、お客さまの情報を集め、課題を先回りして考え、解決策を提案することを意識してきました。銀行員に求められるのは、誰かに言われて動くのではなく、自ら考え、行動する姿勢です。仕事だけではなくキャリアについても、「どうなりたいのか」「どんな力で地域に貢献できるか」を自ら考え、学び、実践してほしいと思います。
研修では、銀行業務の基礎から専門知識までを体系的に学べます。さらに自ら手を挙げて希望部署に応募できる制度や、興味のある本部業務を数日間体験できる制度などを通じて、行員の挑戦を後押しするなど「能力を最大限引き出す環境」の整備にも取り組んでいます。民間企業への出向で視野を広げた先輩もいれば、DXやアグリビジネスなど専門性の高い本部部署でスキルを磨き、活躍している先輩もいます。ここには、自ら考え、キャリアをデザインする人をしっかりと支える環境が整っています。
両行合同の研修
北海道と北陸にある広域グループだからできる取り組み
R.K
新人のうちは、日々の業務で迷うことやつまずくことも多いもの。そこで入行2年目までは、支店での実務に必要な知識やスキルを学ぶ研修を、半期に一度実施しています。その後もスキルアップだったり、キャリア形成に関するものだったり、毎年全員が各階層で何らかの研修を受けるのですが、そのほとんどで、北陸と北海道の職員が合同で学ぶ機会を設け「ほくほくフィナンシャルグループの一員」としての意識を高めています。
行員同士の交流を通じて、新たな気づきや刺激を得ているようで、参加者からは「お互いに足りないところを補い合いながら進められてよかった」「自分に足りないところを相手が持っているから、お手本にしてがんばりたいと思った」といった感想も。全く別のエリアに拠点があるということが、確実に成果につながっていると感じます。
T.S
ほくほくフィナンシャルグループでは、新入行員からマネジメント層まで、幅広い年代層がグループの垣根を越えて学ぶ合同研修の機会を用意しています。入社式もグループ合同で行います。富山と北海道の会場をオンラインでつなぎ、両行の仲間が同じスタートラインに立ちます。
新入行員研修では一部のカリキュラムを共通化し、実際に新入行員達が一堂に会する機会を入社直後に設けることで、フィナンシャルグループを身近に感じられる仕組みとしています。地域の垣根を越えて、同期が互いに刺激し合い、仲間とともに成長できる場がここにはあります。
また近年は、研修だけでなく、人材交流も活発になっています。私自身は北陸銀行への出向経験はありませんが、法人営業時代に恵庭支店と函館支店という、道内でも異なる地域で働きました。同じ北海道でも、産業構造が違えば、地域の状況も企業の姿勢も異なり、「こんなにも違うのか」と驚かされることばかりでした。だからこそ海を越えた地域での経験は、視野を広げ、銀行員としての大きな糧になるはずです。
私たち人事担当も、両行の交流が活発化することで情報交換が密になり、お互いの良いところを取り入れながら、相乗効果で研修内容の質を高められていると感じています。同じグループの仲間として、組織としても、共に成長している実感があります。
研修担当者からのメッセージ
私自身は富山生まれの富山育ち。大学の4年間を他県で過ごしていた時も、働くなら地元に貢献できる仕事に就きたいと思っていました。これまで窓口業務や個人のお客様への資産運用の提案業務を経験し、人事部に着任してもうすぐ2年。日々の仕事に充実感を覚える一方で、融資や法人営業などで直接地域の発展をお手伝いしたいという思いも芽生え始めています。長期的にはそんなキャリアを目標に、短期的にはさらに人事の仕事を深化させたいですね。
職員の学びや挑戦は、地域経済の発展や社会の持続可能性へつながっていきます。みなさんが地域の信頼を得て、自らのキャリアに誇りを持てるよう、研修担当者として全力でサポートいたします!ここで自分らしく自由な未来を描いてください。
北海道では、人手不足や後継者不足により事業継続が難しくなる中小企業が増えています。地域に根ざす銀行として、私たちはこうした課題に正面から向き合う責任があります。言い換えれば、お客さまのお困りごとは、私たちが力を発揮し、地域に貢献するチャンスでもあります。今や銀行の役割は「お金を貸す」ことだけにとどまりません。コンサルやSX、DXなど、より高い専門性が求められる時代です。だからこそ、日々の学びが欠かせませんし、毎日が新しい発見の連続です。成長を望む人には、それに応えられる研修体制やサポートを用意しています。
自分に足りないものを客観的に見つめ、考え、行動できる人——そんな方こそ、ほくほくフィナンシャルグループに必要な人材です。好奇心を持って挑戦できる方のご応募をお待ちしています。

