6つの具体的アクション
人材ポートフォリオ構築
地域金融サービス業である当社にとって、最も大切な経営資源の一つが「人的資本」です。
この人的資本を「必要人材の確保と育成」の両面から捉え、人事施策への反映と効果検証を繰り返し、時代に即した適切な人的資本を構築していくことが、当社における「人的資本経営」であると考えています。
課題解決力の深化や価値創造につなげるため、戦略分野の人員割合を50%以上に引き上げる方針としています。目指す人材ポートフォリオを実現するために、①総人員維持、②業務改革と人材再配置、③戦略分野増強の3つの側面から施策を展開していく方針です。
①総人員維持 |
|
---|---|
②業務改革と人材再配置 |
|
③戦略分野増強 |
|
人材育成
幅広い人材育成やスキル習得を目的として、専門知識や働き方改革に対応したマネジメントスキル・将来のリーダー養成等の各種研修体系を整備しています。また、グループ合同研修会の開催により、グループ職員同士の交流機会を積極的に設けることでほくほくフィナンシャルグループの一体感を醸成しています。
研修体系
ヒューマンスキル研修会 | 職位に応じ「基礎教育・キャリアアップ・マネジメント」に関する知識の習得と意識の醸成を図る |
---|---|
職能別研修 | 各分野の専門性向上のみでなく、OJT・実務とリンクさせることでより実践的な力を養う |
業務体験型 | 担当外の業務を短期間体験することで、自身のキャリア形成を支援する |
ほくぎんカレッジ 資格取得セミナー |
FP関連資格や宅建主任者、ITパスポートのほか、ITコーディネータ育成研修を実施 |
採用強化
新卒採用・キャリア採用とも近年外部環境が大きく変化しています。新卒採用については学生の減少や首都圏への集中により競争が激化しています。一方でキャリア採用については、人材の流動化が進み転職市場は活況を迎えております。新卒採用の転機とキャリア採用の好機に対応するため、いずれも戦略的な採用活動を展開しております。
また、中長期に渡るサステナブルな採用を実現するため、過去のつながりを「資産化」するタレントプールの構築を進めています。当社退職者や新卒辞退者、職員からの紹介者など過去当社と接点があった人材に対して、これまで以上に当社に魅力を感じてもらえるような取組みや採用に関する情報発信を継続していきます。中長期的なつながりを構築することで、当社に応募しやすい機会を創出していきます。
タレントプールの仕組み
全員活躍の推進
一人ひとりの多様な価値観が認められ、誰もが能力を最大限に発揮し、当社グループの持続的発展と職員のエンゲージメント向上の好循環を実現するため、アクションプランを制定するとともに、両立支援に向けた各施策に取り組んでいます。
アクションプラン
施策(今後実施の施策含む) | 概要 |
---|---|
アンコンシャスバイアス研修 | アンコンシャスバイアスへの気づきと行動変容を目的とし、管理職向け研修および各職場でのディスカッションを実施 |
役員メンター制度 | 経営的視座の獲得のため、メンタリングによる課題立案・解決策・成果発表までの一連のプログラム(女性経営職層からスタートし、将来的に対象者拡大) |
女性管理職向け研修の新設 (Women’s Do アドバンスト) |
経営職へのキャリアアップを見据えたマネジメント力向上およびマインドセットに向けた研修 |
ほくほくCouncilの実施 | 多様な意見を人事施策等に反映させるべく、ダイバーシティ関連施策の検討協議会を社内副業方式で実施 |
ダイバーシティフォーラム開催 | 全社的なダイバーシティ経営への理解促進のため、経営メッセージの発信や外部講師講演、グループディスカッションを実施 |
両立支援の取組み
社外からの評価
プラチナくるみん
えるぼし(3段階)
挑戦する風土の醸成
職員が自ら挑戦できる機会を提供することで、幅広いキャリアを実現できる環境を整えています。また、一人ひとりの「やってみたい」を尊重し、自ら手を挙げられる組織風土醸成に努めています。挑戦したい業務に取り組める「チャレンジ・ジョブ」「ワークサイド・ジョブ(社内副業)」「お試しインターン・シップ」を公募形式で実施し、自律的なキャリア形成を促す仕組みづくりを構築しています。
また、職員の挑戦を後押しするため、「1on1ミーティング」や「キャリアアドバイザー」等のサポート体制を拡充しています。一人ひとりの意欲を向上させ、安心してチャレンジできるよう丁寧な支援を心がけています。
公募形式の機会
1on1ミーティングのイメージ
働きやすい環境整備
職員一人ひとりが当社グループの経営方針に共感し、自律的な成長に向けた考動を支援していくために、職員のエンゲージメント向上の継続的な取り組みが不可欠であり、ワークライフバランス実現や健康経営の促進に向けた各種施策を通して働きやすい環境整備に努めています。
また、北陸銀行および北海道銀行は、「健康経営宣言」により、健康保険組合・産業医・職員組合とともに従業員の心身の健康保持・増進をサポートし、従業員の健康に基づいた健全な金融サービスの提供を通して、活気あふれる地域づくりに貢献することを宣言しています。ウォーキングキャンペーンをはじめとする各種キャンペーン・セミナー開催等、健康保持・増進に繋がる施策を実施しており、北陸銀行・北海道銀行とも「健康経営優良法人・ホワイト500」の認定を取得しています。
